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「乱と灰色の世界」感想

剣道の1本は、気・剣・体、全てが揃って「1本」となる。

 

この漫画はまさにそのように

「絵」「ストーリー」「心の栄養」

というすべてを満たしてくれる漫画だった。

 

しかもそれを、「ファンタジー」という、

漫画ならではのジャンルで叶えていることが

得難い漫画だと思う。

 

ネタバレになるけれど、最後、大人になった乱が、

子供の頃、魔法で大人になっている乱ではないことが、

めちゃくちゃ死ぬほど熱いと思った。

 

「子どものままに大人になっている乱」と

「体と心が大人になっている乱」、

その違いが、「成長」というものを表していて、

しかもそのどっちもの乱が魅力的なところが愛おしい。

 

シーンでは鳳太郎の

10歳でも愛している」という時のコマが

普通のコマなのに、

声が聴こえてくるようだった。

 

本当に絵も話も素晴らしい漫画だった。