漫画 おかざき真里「&」感想(マイナス意見あり)

おかざき真里の漫画はサプリを途中まで読んだことがあって、面白かったのだけど

大きな文字や装丁がちょっとおしゃれすぎて、なのにリアルと言われてもなぁ、と思っていて、少しナメていたところがある。

だけど、&にはだいぶリアルさを感じたし、主人公の女の子の、潔癖すぎる面倒だろっていう性格が、ブレず、見ていて良かった。

・今自分が恋愛モードじゃないので、まったく恋愛したい♡みたいな気持ちにはならなかった

・主人公の女性がダブルワークを始めていて、自分も仕事が好きなので、その感じは見ていて楽しかったし、「中途半端」や「思いつきで起業」は自分を見ているようで少し痛かった笑

・舞台は医療の現場で、間借りしているところはプログラマの事務所の下で、職場は3つ描かれている。

詰め込みすぎな気もするけど、リアルな気もする。

・病院で働いている人のハードさを思った。なんとか改善されないものか。。。

・派遣で働きつつネイルサロンを出す、それが両方長続きしないもので

「持たないものばかり求めようとする」という言葉が印象に残った。

だけど、そういう人の本当の辛さは、グズグズさは描いてなかった気がする。だから、キツイ話ではなかった。

・中途半端と言われながらも、がんばる女性を描くことで、同じような状況の人の良いサンプルを作ろうとしたのかもしれない。

でも、キツイところも描かないと、一度刺して抉って晒し上げてからでないと、救えないような気もする。

・最後が感傷的過ぎないのに、きちんと「こういう気持ちってあるな」「こういう展開ってあるな」と思わせつつ、演出があってよかった。

サプリで「大きい文字がちょっとな」

と思ったみたいに、演出ってさじ加減が難しい。やり過ぎると、見ている人まで恥ずかしい。でも、ここぞ!というところはやり切って欲しい。見栄を切ってほしい。

・ドラマ「カルテット」でもそうだけど、「今までドラマや映画で取り上げられなかったけど、現代の人々が誰しも通る出来事、感情」を見つけ出すか

小説「夫のちんぽが入らない」のように「誰も体験していないことをリッチに描く」くらいのことをされると、私は感動してしまう。

なんでだろうと思うと、それは注意深く世の中を見てないと描けないからかもしれない。

無意識に作り手のそういう「努力」を測って、それに足るか、を判断しているところはきっとある。

我ながらつまらない見方な気もするけれど。

・はじめにおかざき真里をナメてると書いたけど、まだナメているかもしれない。私には少し綺麗すぎると感じてしまっているような。。。