映画「ゆれる」感想

映画を観る前に本で読んでしまっていたので、

だいぶ確認作業になってしまった

本がとても好きで、やっぱりその時の自分の妄想を超えることはできなかった

あと合間合間にみるということをしていたので、

きちんと観れていないと思う。

 

オダギリジョーさん、香川照之さんの演技がすごい

・香川さんは本当にいる気持ち悪い人にしか見えないし、

人に気を使い、ひょうきんものを演じている人間だからか

真顔になった瞬間の、感情を出すところの差がすごい

 

・ラストがすごくよかった。

兄が弟を見て、笑う。

その笑顔の理由は、どうとでも推測できるのだけど、

仲のいい姉がいる私は、あそこに

「兄弟」という関係にしか存在しない、

「甘え」だったり「本音」だったりを感じてしまう。

(私の思っている、そういう兄弟愛のようなものは

全部自分が作った幻想・妄想かと言われると、

そうかもしれない、そういうロマンも含めて)

 

・心理学を学んでいる友人に長子と次子の関係について、

聞いたことがあって

(私の理解は「結局長子が我慢しているんだな~」というもの笑)

アナと雪の女王」でも責任を負わされ、損をしているのは長子で、

この映画でも、兄の稔が田舎の家業を継ぎ、弟の猛は東京に出て

自由にやっているように見える。

 

実際長子の方が自由に生きている兄弟もいくつか聞くので

一概には言えないけれど、

「自分よりも弱い存在」ということを

幼い時に思い知らされる長子の気持ちは

次女、末っ子の私には一生わからないのが事実。

まあ末っ子には末っ子の苦労があるんですけどネ!

(ピエロを演じがち)

 

・レトロな車や、映写機などがよかった

 

・兄弟について色々と書いたけど

事件が起こる前の二人の距離感がよかった

 

オダギリジョー演じる猛の

いわゆる「Sっぽいモテ男」がリアルだった。

女に見せる面と、そうでない時の面の差があって

それは誰でもそうで、「女は女優」とかいうけど

男だって演じているんだなと思う。

大人になればなるほど演じるのが上手くなるし、

「お約束」を学んでいく。