久しぶりに効果を感じたMV Suchmos 「STAY TUNE」考察


Suchmos "STAY TUNE" (Official Music Video)

 

私はMVが好きで、作りたいのだけど、その効果はどれほどか、むしろ、あるのだろうか、と疑っていた。

いいMVは大抵音楽もよくて、
映像が音楽に勝ることはないし、逆に音楽はそうでもないけど映像カッコいいよね、も違うような気がする。

勝ち負けの問題ではないけど、考えてしまう。その点、これはすごい。

バンドと、音楽の魅力をきちんと増幅していて、映像が前に出すぎることはないのに、心地いい。

私はこのMVを観るまで、Suchmosのこの曲をCMで、自宅で、仕事場で聴いていた。
オシャレだけど、グッと掴まれなかった。私のオシャレバンド枠はthe band apartで埋まっているし(狭い考え方。。。)特に惹かれなかったのだが、このMVを観てハマってしまった。

調べると、監督は宇多田ヒカルのMVを撮影した山田健人さんだった。

山田健人さんはバンド・ヤイエルのメンバーで、VJをされている。

私の理想は、バンドメンバーの一員として映像を作ることだ。別にバンドに加入したいわけではない。

いくつかの楽器のハーモニーの中の、映像のハーモニーを担当したいと考えている。

山田健人さんは、それを実現しているような気がする。

カット割り、タイトル、バンド名の入れ方にしても、今までのMVの形とは違う。
特にカットは感覚で切られているようにも感じる。
デイヴィッド・ホックニーの写真のように、少しずつズレて繋がれている。

ただ、山田健人さんは、ヤイエルのMVで「すべてのカメラワークに、構図に意味があります」とおっしゃってるので、もっと深い狙いがあるのかもしれない。